副作用やその対策を徹底解説
私は両親が薄毛で20代から薄毛に悩んでいました。（現在34歳）
もちろん育毛剤も発毛剤も試しましたが、効果なし。
藁にもすがる思いで、AGA治療を決断してようやく自分的には満足できる結果となりました。
そして、調べていたら面白い事実もわかったので紹介していきます。
なぜ育毛剤はAGAに効果がないのか
・髪の毛が薄くなってきた
・抜け毛が多くなってきた
そういった時に1番最初に検討するのが育毛剤。
ですが、残念ながら育毛剤には髪を生やす効力はありません。
頭皮の血行を促進したり、頭皮に栄養を与えて今生えている髪の毛を健康的に維持するのが育毛剤です。
また、健康的な髪は休止期（新しい髪の毛を作る）→成長期（毛を伸ばして太くする）→退行期（毛が抜ける）のサイクルで生え変わります。
しかしAGAの場合だと成長期に毛がしっかりと育たないまま抜けていきます。
育毛剤によって頭皮の環境を整えても、上記のサイクルを正常時に戻すことはできないので育毛剤はAGA治療に効果がないと言われています。
AGAに発毛剤は効くのか？
育毛剤で髪が生えないのなら、発毛剤ならどうだろうか。
結論から言うと“ある程度”は効果があります。
ではなぜ”ある程度”なのか解説していきます。
発毛剤はその名の通り発毛の効果に期待できる医薬品で、主に脱毛症の治療薬として処方されます。
また、発毛剤には厚生労働省が発毛効果を認めた有効成分「ミノキシジル」が含まれており、皮膚科に関する学会では、発毛剤の主成分となるミノキシジルの有用性を伝えています。
参考：日本皮膚科学会ガイドライン｜男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
先ほども紹介しましたが、ヘアサイクルは「休止期」→「成長期」→「退行期」の3段階を2～6年かけて繰り返します。
しかしAGAの場合、成長期が著しく短くなり、このヘアサイクルが数か月～1年になる為、髪が十分成長する前に抜け落ちてしまいます。
そして1つの毛根で繰り返されるヘアサイクルの回数には限りがあります。
発毛剤で髪を生やすことはできるかもしれませんが、AGAの症状を完全には食い止める事ができないので、発毛剤はAGAに”ある程度有効”であると言えます。
発毛剤で髪を生やしてもすぐに抜けてしまっては効果的ではないですね。
AGAの仕組み
そもそもAGAによる薄毛はヘアサイクルの異常が原因ですが、この異常はどのように起きるのでしょうか。
ヘアサイクルの乱れの原因は主に悪玉男性ホルモンの「DHT（ジヒドロテストステロン）」によるものです。
男性は「テストステロン」という男性ホルモンの働きによって健康的な生活を送ることができます。
このテストステロンは男性らしい身体の成長や、生殖器の機能を維持するために必要不可欠な物質です。
テストステロンは血液を通して全身にわたりますが、頭皮付近に存在する「５α還元酵素」（5αリダクターゼ）と呼ばれる酵素と結びつくことで、「ジヒドロテストステロン」（DHT)というAGAの原因となる悪玉男性ホルモンに変換されます。
このDHTが男性ホルモンと結合するとTGF-βと呼ばれる脱毛因子が増加し、抜け毛の増加を引き起こしてしまいます。
そもそも自分ってAGAなの？
続いてAGA治療について解説していきますが、その前に自分が本当にAGAなのか気になる方もいるかと思います。
そこでAGAのセルフチェックについて紹介します。
※なお、このチェックはAGAの可能性を示すものであり、医師による診断結果ではありません。
□①親族（特に母方の家系）に薄毛の人がいる
□②産毛のような細い髪の毛が最近増えたような気がする
□③最近抜け毛が増えたと感じる
□④前頭部の生え際が少しずつ後退している気がする
□⑤頭頂部やつむじ部分が薄く地肌が多く見えるようになった気がする
□⑥成人してから髪の毛が薄くなったと感じる
□⑦少しずつ薄毛が進行している
□⑧額の生え際と頭頂部の双方から髪の毛が薄くなっている
【チェックの数が0】
AGAには該当せず頭皮の状態が良いと言えます。
【□①のみチェック】
AGAは遺伝によって発生する確率が高いとされていますが、今後も頭皮を清潔に保ち、ケアしていくことで発症するリスクを下げることができます。
【チェックの数が□①以外で2つ以上】
AGAの可能性があります。AGAは進行性ですので、早めにAGA専門の医療機関を受診してください。
【すべてに当てはまる】
AGAの可能性が高く、すでに症状が進行していると思われます。
AGA治療は症状が軽いうちに始めると反応が早いので、すぐにAGA治療を行っている医療機関で相談しましょう。
ちなみに私は②以外は全て当てはまっていたので、気づいた段階でAGA治療を選択したのは正解でした。
AGA治療と副作用について
AGA内服薬はAGAの原因となるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑制して抜け毛を防ぐ薬と、太く長い髪の発毛を促す薬の役割の異なる薬があります。
また、内服薬の中でも基本的に医療機関でAGA治療に処方されるのは「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」の3つで、異なる効果がありますので解説します。
フィナステリド
フィナステリドには乱れたヘアサイクルを正常に戻す効果があります。
つまりAGAの進行を遅らせることができ、同時に脱毛の進行を抑制することができます。また、フィナステリドは全ての薄毛に効果がある訳ではなく、AGAのみに効果があるとされています。
日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」によると
● 内服期間1年で58%*
● 内服期間2年で68%*
● 内服期間3年で78％*
*プロペシア錠1㎎での改善効果
とかなり高い改善効果があったと記されており、一般的な治療薬として多くの診療所で処方されています。
参考：日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017」
フィナステリドの副作用は非常に少なく、臨床試験において現れる症状も1%以下と公表されています。
症状としては性欲減退、男性機能低下、アレルギー反応（発疹）、肝機能低下などが挙げられます。
デュタステリド
デュタステリドもフィナステリドと目的は同じで、AGAの進行を遅らせることが期待されています。
脱毛の進行を抑制するという目的はフィナステリドと同じですが、その仕組みが異なります。
5α還元酵素（5αリダクターゼ）にはⅠ型とⅡ型があり、Ⅱ型のみに作用するのがフィナステリド、Ⅰ型とⅡ型の両方に作用するのがデュタステリドです。
そしてデュタステリドの治療効果はフィナステリドの1.5倍ともいわれています。
しかし、デュタステリドは販売が始まってまだ数年しか経っておらず、実際の治療現場での臨床データの数も少ないので、不明点が多いのも事実です。
副作用はフィナステリドと同様ですが、性機能の低下といった頻度はデュタステリドの方が高いです。
ミノキシジル
発毛効果が認められているミノキシジルですが、もともとは血管拡張剤として開発された成分で、副作用として発毛が確認できたことから研究が始まり、効果の検証が行われました。
その効果はフィナステリドやデュタステリドとは異なり、髪の成長を促す成長因子の分泌を促す事で、発毛効果をもたらします。
また、ミノキシジルにはヘアサイクルの「成長期」を維持する作用もあるため、小さくなった毛包を大きくし、髪を太く長く成長させる働きもあります。
ミノキシジルには外用薬（塗り薬）と内服薬（飲み薬）がありますが、とくに内服薬は約8％の人に血圧低下、めまい、動悸、息切れ、頭皮のかゆみなどが発現することがわかっています。
副作用のリスクを下げる方法とは？
AGA治療が効果があるのはわかっているけど、中には「やっぱり副作用が怖い・・」という方もいるかと思います。
そこでここでは副作用のリスクを限りなく0にする方法を紹介します。
その方法とは、医師の診察のもと「血液検査」をすることです。
AGA治療以外にも言えることですが、薬の服用は肝臓に負担をかけることになります。
肝機能障害などの副作用に気づくには、健診などで行われる血液検査を定期的に医師と確認することが必要です。
これを怠って、自分で症状を判断してネット購入した薬を服用してしまうと、副作用のリスクがぐっと上がります。
私が利用したこちらのオンラインクリニックでは医師に気軽に相談ができ、血液検査も実施してくれます。また高額になりがちなAGA治療ですが、1日50円～始めることができます。
誰にもバレずに治療を行うことができるのでおすすめです。
色々と紹介してきましたが、正直毎年会社の健康診断で血液検査をして、直近の結果を医師に見せて処方してもらえば副作用のリスクは低いです。
安く済ませようとしてネットで自分の身体に合っているかどうかもわからない海外の薬を買って飲むから副作用が出るのです。
まとめ
AGA治療にはなぜ育毛剤や発毛剤が効果がないのか、そしてAGA治療の効果や副作用のリスクについて解説しました。
あるAGA・薄毛に関する総合情報メディアによると、約7割の女性が薄毛男性のことを「嫌い」と回答。
やはり、女性から見ても薄毛というだけで恋愛対象外になってしまうとのこと。
残念な限りですが、くじけていても始まりません。
今は医療技術も発展し、オンラインでAGA治療もできるようになりました。
私の場合は32歳のときに治療を始めて、約1年ほどで見違えるほど髪が強く生えてきました。（個人差は当然あります。）
まだまだ男らしくいたい！髪を生やして自分に自信をつけたい！モテたい！方はAGA治療をすることをおすすめします。
始める時期は早ければ早いほど効果が出ますので、早速始めましょう。
