STEP1「課税対象額」を算出する
1.相続財産の合計を算出
相続税は財産ごとに計算するのではなく、
すべての財産を合算したものに対して課税されます。
2.「基礎控除額」を算出する
基礎控除額は以下の計算式で求められます。
3,000万円+相続人数×600万円
3,000万円+3人×600万円=4,800万円
3.「相続財産の合計」から「基礎控除額」を引く
「相続財産の合計」から「基礎控除額」を引いて「課税対象額」を算出します。
STEP2「税率」と「控除額」を算出する
STEP1で「課税対象額」を算出できたら、
次の早見表を使って対応する「税率」と「控除額」を確認します。
STEP3「課税対象額」に「税率」を掛けて「控除額」を引く
これまでで、相続税を算出するために必要な3つの数字がそろいました。
・課税対象額
・税率
・控除額
あとは、計算式に沿って相続税を算出していきます。
・税率:10%
・控除額:ー
600万円×10%-0=60万円
・税率:15%
・控除額:50万円
1,400万円×15%-50万円=160万円
・税率:30%
・控除額:700万円
7,800万円×30%-700万円=1,640万円
これで相続税を算出することができました。
ここまでの流れをまとめると、以下の図のようになります。
土地の評価額を簡単に出す方法
土地の相続税を算出する上での大きなポイントは、
土地は「評価額」を算出しなければならないということです。
土地の評価額を算出するには、
・個別補正率や奥行価格補正率
計算が複雑なので税理士等に依頼することが一般的です。
これから紹介する1人で簡単に算出する方法をオススメします。
STEP1質問に沿って土地の情報を入力する
こちらのサービスを使い、
質問に沿って土地に関する情報を入力していきます。
面積など細かい数値がわからない場合にはだいたいで構いません。
無料で土地の評価額の算出の手続きが完了します。
STEP2「土地評価額」に1.3(掛け目)を掛ける
STEP1で得た「土地評価額」に1.3(掛け目)を掛けます。
これがおおよその「土地の公示地価」になります。
あらかじめ相場を把握しておくことで、
相続税を払う必要があるかないかを確認できます。
大事な作業なので必ず把握しておきましょう!
まとめ
相続税を正しく算定するためには、
土地の評価額を算出することが大きなポイントになります。
土地の評価額を算出する方法はかなり複雑ですが、
今回紹介した方法なら1人で自宅にいながら算出することができます。
「時間がない」「依頼するのが面倒くさい」「概算でもいいから手っ取り早く評価額を把握したい」という方は、
ぜひご利用ください。